みなさん、こんにちは。ヨムダケのYUMAです。
今回は、桐生稔さんが書かれた「雑談の一流、二流、三流」を読んでみたので、
この本から得た気づきなどを書いていきます。
・人と話すことが苦手だなぁ・・・
・社内の雑談で何を話したらいいかわからない。
・お客さんと雑談が続かなくて困っている。
そんな悩みを持っている方は、この本を読んで変わりましょう!
きっと雑談に対する苦手意識がなくなっていくと思います。
雑談は「相手といい関係を築くため」の手段
この本は、著者の実体験・経験や知識をもとに、雑談をつうじて相手と良い関係性をつくるための
45の方法がわかりやすく書かれています。
雑談・会話のテクニック本などを読むと、「上手に話す方法」とか「質問はこうするべし!」など、
自分主体の視点で書かれているものが多いような気がしますが、
この本では常に他者主体で書かれています。ここは結構ポイントだと思います。
相手のものの見方から考えられた方法が書かれているので、非常にタメになります。
しかも、1つの方法に対して2〜3ページくらいで書かれているので、
サクッと読んでいくことができますよ
読んでいて気づいたこと
くり返しになりますが、この本は”相手はどのように感じるか?”という他者視点で書かれています。
たかが雑談、されど雑談。
何事も、相手の視点・相手のものの見方に立って考えることは大事だなぁと、改めて思いました。
そのことに関して、個人的にググッときた文章を一部抜粋します。
人間は話したい生き物です。聞いてほしいという欲求があるのです。欲求が満たされた空間は、相手にとって最高に快適な空間です。そんな空間を提供してくれた人とは、また話したいと思うのが必然です。
一流は聞くのもうまいですが、話させることが超絶うまいです。上手に接続詞を使って、どんどん会話を引き出します。そして、「またこの人と会いたい」という気持ちを醸成させているのです。
桐生稔(2020)『雑談の一流、二流、三流』p50
この、「聞き上手」というよりも「話させ上手」という部分が、個人的にいいなぁと感じました。
ボクはそれまで「聞き上手になるにはどうしたらいいか?」と考えていました。
しかし、大事なことは「相手はどうしたら気持ちよく話せるか」という他者視点である、ということが大きな発見でした。
そしてもう一点、この本は「相手との関係性の作り方」に重点を置いて書かれており、単なる方法論を述べた本ではないことが学びになりました。これは、著者も冒頭部分で書かれていたので一部抜粋します。
説明がうまい人が売れる。専門知識と技術がある人が出世する……現実はそうではないです。
良い商品がヒットするとも限らないし、カッコイイ人がモテるとも限りません。
人の心を動かすのは、「どんなことを伝えるか?」より「相手とどんな関係性にあるか?」です。
その関係性を作るのが、まさに本テーマ「雑談」です。
桐生稔(2020)『雑談の一流、二流、三流』p6
大事なポイントは、「相手に何を伝えるか、どのように相手から聞くか」ではなく、「どうしたら相手といい関係性を作れるか?」ということです。
雑談はコミュニケーションの一種であり、相手といい関係を作るための手段です。
そうして作られた良い関係性が、いい仕事を作っていくんだと思います。
今日から実践できること
この本を読んで、「今日から実践できる」と思うポイントを3つまとめてみました。
- 人と話す時は、視点を”自分”ではなく、”相手”に向ける
- どんなことを話すか?と考えるより、どんな関係性になるか?ということを意識する
- 相手に対して感謝の気持ちをもつ
実際に、家族や友人と話すときに意識していますが、このたった3つのことを意識するだけで、
今までと違う雑談になっているような気がします。
なんだか、今までは自分本位な会話ばかりしていたなぁ〜と反省したり…笑
いままでの自分のコミュニケーションを見直す、いいキッカケをもらえた気がします。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
個人的には、雑談に対する見方が変わる良書であったと感じました。
まだ読んでいない方、気になった方は、ぜひポチッとして読んでみてください。
最後までお読みいただきありがとうございました〜!
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